雑文魂(C)しまはるよし


第4回女性の犯罪者

今や、週刊アスキーで連載を持つ、
世界の
電撃ネットワークのギュウゾウ氏
このコラムが面白いと言ってくれました。

三五十五氏と共に
「今度傍聴に連れていって」
といわたので、行くつもりですが、
果たしてあの二人を裁判所は
何事もなく入れてくれるのでしょうか?

スキンへッドに金髪
ですからね。

それに、一言もしゃべらずに1時間もいれるかな。
常に爆竹やらクラッカー携帯してるし。
いきなり法廷でポンと炸裂させて
笑いをとりそうな気がして怖いのです。
(笑えんけど……)

☆☆☆

でも、楽しみだ、という読者がいるのなら
マメに更新しなくてはいけませんね。

☆☆☆

で、今回は女性被告人です。

みなさんが想像する以上に多くの
女性被告の裁判は行われております。

というか最近は激増しているようです。


やはり、裁判ではあらゆることが男女平等で、
女性であれ腰縄手錠で入廷してくる。

唯一違うのは、女性の警護官がつくことぐらいでしょうか。

ただし、女性が犯した犯罪を傍聴していて
ちょっと気後れするのは、
この傍聴席の男は被告人の何にあたるヤツなんだ、
という目をされること。

いきなり
「あけみィィ! オレはいつまでも待ってるぞ」
とか叫んだら
結構ドラマなんだけどーー。

開廷中は発言私語禁止です。

最初に傍聴したのは
覚せい剤使用
の女のコでした。

25歳で風俗で働いていた、そう。
18歳からだそうですから、キャリア7年。
ベテランです。

でも、顔も可愛く、
個室でご対面しても全然okというレベル。
しかも、キャリア7年。
もう、それは、ネェ、すごいでしょ(脱線しました)。

動機としては、仕事のストレスから
覚せい剤に手を出してしまったそうです。

たしかに、ストレスはたまるでしょうね。
どんな男のナニでもナニしなきゃいけないわですから、
風俗って大変なお仕事なんです。

購入したのは歌舞伎町。

外国人の売人から最初は2パケを3万円。
2度目は1万8千円で買ったそう。

ああいう人たちって2度目は安くするんですな。

で、ハマってきたら高くするようです。

ある日、自室でストローに覚せい剤を入れ、
ライターで下からあぶって気化させたヤツを
吸いこんだらしいのです。
(三田次男と同じですね)

ところが、適量を知らなかったために、
大量に吸い込みパニック状態に。


から人が覗いていたり、
ベランダから誰かが入ってきたり、
床から虫が涌き出たり。



約2日間、このような幻聴と幻覚に苦しみ、
怖くなって自分で警察に電話してきたそうです。
で、挙動がおかしいので、
部屋を捜索され残りのブツも発見され、現行犯逮捕。

覚せい剤取締法の場合、
所持量と使用方法も罪の重さに比例するようです。
所持量が多いと、
何度もやろうとしていた、とみなされるし、
莫大な量だと、
覚せい剤販売目的所持になる(このほうが罪が重い)。


注射器で打つと、常習と思われるようです。


この被告人の場合、
2度に渡って購入している点が強く検察側から
攻め込まれていました。

「もう、やりません」
と涙ながらに言う被告人。

覚せい剤中毒症状と、
拘留中に同じくシャブ中の人達の行動を
見ていて怖くなったそうです。

でも、この被告人。
購入してすぐには覚せい剤をを試してないんです。

数日後にやってるのです。
このあたりに、この被告人の気持ちが
現れているのでは、と思いました。


ワタクシが思ったのは、
被告人は売人のことが好きだったんじゃないか?
ということ。

売人と親密な関係というのは
罪が重くなる可能性もありますから、
親しいわけではないと証言していましたが、

「話しやすかった」「相談に乗ってもらった」
と言っていました。
(ワタクシならいつでも聴いてあげるのにぃ)

高校を中退して家を出て、
大都会で女のコがひとりで
生きていくのには風俗の世界は魅力があったのでしょう。

「自分は親から見放されていると思っていた」
との証言もありました。

事実、被告人は拘留中に
両親も同僚も誰も面会に来てくれなかったそうです。

非常に孤独だったのでは、と感じました。

情状証人で出廷した父親は
「裁判長様、なにとぞ情状を」
とドラマのように叫んでいました。

が、なぜ一度も面会にこなかったのかを聞かれて、
「仕事が忙しかった」
とシンプルに証言してましたね。

で、娘サンが風俗で働いていることは知らなかったそうです。
連絡がなくても
「便りのないのは無事な証拠」
と思っていたそうです。

公判の終盤、裁判長がワタシへのサービスでしょうか?



「君、
貯金が1600万円ある
って調書にあるけど、本当?」


という質問をしてくれました。

金はあっても満たされない

彼女は寂しかったんじゃないか、と。
そう思うのです。


こういう人って今の時代には大勢いると
思うんだけど、なあ。



みんな被告人席につく可能性は、あるんですーー。


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