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第18回公判
浪花の傍聴記者
いつも地方取材にいくと
とりあえず目的の取材だけを完了したら
帰ってくることが多いのだが、
今回はある特殊な目的があり
大坂地方裁判所へ。
場所は天満橋駅が最寄駅と聞いていたのだが
不慣れな土地ゆえにタクシーへ。
「すいません、大坂地方裁判所へ行ってもらえます」
「あ〜、裁判所いうたら法律やるところ」
「まあ、そうですけど」
「あの、家庭裁判所じゃないですよ」
「ああ、わかってま、裁判所」
ホテルから約10分。料金にして1220円。
「あの茶色のビルですわ,法律やるとこは」
とビルから少し離れたところで停車。
「本当にあれ?」
「う、あ、たぶん」
「まあ、いいや」
と降りてビルまで歩いていくと
回りには行政書士事務所が濫立。
あの茶色いのは法務局っていうの!
で、再びタクシーに乗ると今度の運転手さんは
「ああ、中ノ島にあるやつですね」
と直行。
まずは予定表を見るが
これが東京地裁と違って見づらい。
しかも、罪状はあるが被告人の名前がない。
ゆえに、女性か男性かがわからない。
傍聴マニアに対する配慮がない予定表なのだ。
しかも、法廷ごとに別れておらずズラズラ〜っと
列記してあるのみ。
東京地裁と違うのは、外国人が被告人だと
何語の通訳が入るかが書いてある点。
語学を勉強している人にはいいかもしれないけど……。
しかも、今日は新件が少なかった。
(事件数は多いような気がしたけど……)
さらに、不思議なことにワイセツ系は皆無。
恐喝や傷害、窃盗、覚醒剤、道路交通法違反などが多い印象だった。
一応、恐喝、覚醒剤、恐喝、そして、
唯一、風俗営業法違反があったので一応傍聴。
恐喝と風営法違反はなかなか。
(詳細は夕刊フジに書くので今回は書けません)。
大坂の裁判と東京の裁判の違いは
1回の開廷時間が短いこと。
(でも、椅子はイイ。小法廷でも柔らかい長椅子でGOODでした)
大坂人気質というのか、
第1回目の公判では被告の多くが
「ちゃいます。そんなことしてません」
と否認するからだろうか、
1回で論告求刑までいかない場合が多いようなのだ。
東京だと1時間なのだが、大阪は40分ペースで詰め込む。
判決にいたっては1回5分。
別件でも同時に2人を法廷に入れて、連続判決。
取材記者として
何より困ってしまうのは検事が早口なこと。
メモがとれないぐらい早い。
で、何故か今回傍聴した事件は女性検事ばかり。
東京地裁は美人の宝庫と以前書いたのだけど、
大坂地裁は……。
最初の女性検事は光浦なにがしにソックリだった。
次の女性判事はピンクの電話の痩せた方。
たった1回の大坂地方裁判所で決め付けてはいけないのだが、
どうやら、お笑い系の顔立ちが多いようなのだ。
やはり、吉本新喜劇を子供の頃からみている人たちは
何事においてもお笑いが染み付いているのだろう。
新大阪駅に向かうタクシーで運転手さんに、
「大坂ってワイセツ事件が少ないけど、なんで?」と聞く。
「そらぁ、大坂の代表があないなことして、
日本全国に恥さらしたからとちゃいますか。何事も自粛ムードですわ(笑)」
「そうか。でも、痴漢とか東京に比べるとすごく少ないってことかな」
「ああ、その理屈は簡単やわ。大坂のコ触ったら
『このおっちゃんに触られた!」って大騒ぎで、すぐ捕まりますわ」
「そ、そうなんだ」
「触ったほうかて、『なんでこないなブス触んねん』っていいますやろ」
「ああ、そうするともめるね」
「で、事件にならんとちゃいますか」
言い逃れの街・大坂。
今まで気付かなかった大坂の一面を知った。
(大坂府民の方、ごめんなさいね。
ワタクシは人間らしくて大坂の人が大好きです)
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